「日本人はどこから来たのか」 寺社仏閣 古墳

日本人はどこから来たのか。寺社仏閣、古墳など史跡をめぐりながら考える。

(1)人類誕生の謎 進化論の嘘?

 

そもそも日本人がどこから来た云々という前に、人類はどこから生まれてきたのでしょうか。

 

●生命は自然には発生しない

46億年前に地球が誕生しました。そこにいつどのようにしてそこに生命体が生まれ、知的生命体に発達していったのか。元々生命の源が地球に備わっていたのか?地球外から何らかの形でもたらされたのか?そのへんについてはさほど個人的に興味がありませんが、1864年にようやくルイ・パスツールが証明した「生命が自然発生しない」ことは、地球上においては確かだと思っています。

 

●地球に生命をもたらしたのは隕石だ

地球に衝突した隕石に付着していた微生物の芽胞、それが地球生命の源だ。そう考える科学者が多いようです。いずれにせよ何らかの形で地球に存在することとなった生命体は、おおよそ現在定説となっている通り、原核生物から真核生物、植物などに進化していき6500万年前には霊長類の出現に至ったのでしょう。そこにはあまり疑問を感じません。

6500万年とは気の遠くなるような時間ですが、地球の歴史45億年から考えればごく最近の若い時代に誕生したのが霊長類です。

 

●猿と人の分岐

そしてさらに若い時代(わずか?)500万年前にチンパンジーと分岐し猿人が生まれ、約130万年前には原人、ホモ・エレクトスに進化した、と進化論者は長い間説明してきました。アウストラロピテクスなどの猿人からジャワ原人北京原人などの原人へ進化し、さらにネアンデルタール人などの旧人に進化し最後にクロマニョン人などの新人へ進化したというのです。これは日本の学校教育でも採用していますので皆さんもよくご存知のことでしょう。

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 ホモ・エレクトス(現代人類とは別系統?)完全にテラフォーマーズ入ってますね。作者さんがゴキブリ人間を描く際にきっと参考にしたのでしょう。

 

ダーウィンの進化論

このダーウィンの進化論に示されるように「人間は猿から進化したのだ」という一部の考え(絶対間違っているとは言いませんよ)が学校教育にも蔓延って、さも正論・科学的で常識であるかのようにとらえられているのは何故でしょう。世界の支配階級の皆様にとって単にその方が面倒がないからでしょうか。それもあるかも知れません。しかし実際のところ突然変異によって進化が起きるどころか、突然変異は進化の妨げになるだけだという科学者が多くなっています。また当のダーウィン自身も「進化論に一番当てはまらないのが人間だ」と言っており、猿→人間という超常的な進化は説明できないと考えていました。

 

●猿人、原人は人類の祖先ではない?

アウストラロピテクスは今のゴリラのような生き物であって、人類への進化の過程には当てはまらないだろうと現在の人類学では言われるようになりました。人類とは直接関係のない独立した系統だというのです。

そして原人はというと、原人の化石、その発見・発掘の経緯が不明瞭で原人の存在自体が完全には信用できるものではないように思います。猿人や新人の骨が混ぜこぜになって発掘された可能性があるためです。

猿人は新人とは無関係の独立した系統の可能性が高い、そして原人はそれそのものの存在が明確でない。そうなると新人、つまり我々現世人類はどこから出てきたのでしょうか。新人の急激な出現についてきちんと説明もできないということです。私も猿人から新人へのあまりにも急な変貌については個人的に信じていません。もちろんハッキリ解りませんが信じろという方が難しいと思うのです。

 

では地球人類。新人はどこから急に表れたのでしょうか。

 

つづく