「日本人はどこから来たのか」 寺社仏閣 古墳

日本人はどこから来たのか。寺社仏閣、古墳など史跡をめぐりながら考える。

(6)もう一つの古代宇宙飛行士説 ~エロヒム説~

 

・もう一つの古代宇宙飛行士説

古代に宇宙人が地球に飛来し、人間を創造し文明を授けたという古代宇宙飛行士説にはもう一つ有名なものがあります。クロード・ボリロン・ラエルによるエロヒム説です。

ゼカリア・シッチンによる惑星ニビルから来た宇宙人アヌンナキ説と共通する部分もありますが、大きく異なる点もあります。

 

では今回は、エロヒムという「天空から飛来した人々」によって、地球の全生命が創造されたという説を紹介します。

 

・ラエルという人

フランス人の元カーレーサーでモータースポーツジャーナリストである、クロード・ボリロンは、エロヒムという異星人に遭遇し、地球の真実についてのメッセージを伝えられたといいます。

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クロード・ボリロンは、1973年12月13日、フランスのクレルモンフェランという火口付近で、宇宙船に乗ってやって来た異星人エロヒムと遭遇します。エロヒムは120㎝くらいでオリーブ色、あごひげを生やしていました。エロヒムとは原典ヘブライ語旧約聖書に出てくる名称であり、彼らの主張では「天空から飛来した人々」を意味しています。そのエロヒムからメッセージを伝えらることになったクロード・ボリロンは彼らから「ラエル」=「エロヒムの大使」と名付けられました。聖書における神(GOD)とは、無形の超自然の全能の存在などではなく「天空から飛来した人々」エロヒムという異星人たちのことであり、エロヒムというのは複数形だそうです。(単数形はエロハというようです)ラエルは7日間に渡り毎日宇宙船の中で地球についての真実を伝え聞きました。そしてそれを著書にして発表したのです。

 つまりゼカリア・シッチンによる古代文書の研究などではなく、クロード・ボリロン・ラエルという個人の証言が元になった説ということです。それが、世界的ベストセラーになった、「真実を告げる書」というラエルの代表作に描かれています。

以下にその中身を紹介します。

 

エロヒム

聖書における神(GOD)という言葉の原語は、エロヒムという「天空から飛来した人々」を意味するヘブライ語であり、他の惑星からやって来た異星人の科学者たちのことである。エロヒムと名乗る異星人はラエルを宇宙船に招き、地球についての真実のメッセージを伝え、それを人々に知らせることをラエルに託した。真実が啓示される時代、アポカリプス(黙示録)の時代を迎えて、人類が全てを科学的に理解できるようになったと判断したためにやってきたのだ。

つまり聖書における神(GOD)という言葉は史上最大の誤訳であり、聖書は世界最古の「無神論」の書である。地球の全生命は、異星人エロヒムの科学者たちが科学的に創造したものであり、エロヒムは世界の主な宗教の源になっている。

旧約聖書「創世記」に書かれている「天地創造」とは、無形の超自然の全能の神によって全宇宙が創造されたなどというものではなく、異星人エロヒムの科学者たちの手で、地球の全生命が科学的に創造されたことである。聖書は地球の全生命の創造者である異星人エロヒムによる地球プロジェクトを記録したようなものなのである。

 

・生命創造の実験場

地球より約25000年進んだ高度な文明を持つ、異星人エロヒムの科学者たちは、生命創造の実験場として地球という惑星を発見した。エロヒムの惑星において遺伝子工学技術によって実験室で遺伝子(DNA)を合成し人工生命の創造を行う実験が行われていて、科学者たちはこれに熱中していた。しかし科学者たちが奇妙な生物を創造する段階まで達した時、社会に危害をもたらすような怪物を生み出す恐れが出て来たため、世論も惑星政府もそれ以上実験を進めることを禁止してしまう。

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 一方、人工生命の創造と並行して、他の惑星や銀河系の探査も進められていたため、科学者たちは実験を続けるのに必要な条件を兼ね備えた惑星が見つからないかどうか探査していた。そこで発見したのが地球であった。

エロヒムの科学者たちは、地球にやってきて、人工生命の創造に必要な要素を全て備えていることを確かめた。地球の周りに人工衛星を配置して、大気や組成、太陽が有害な光線を放射していないかなどを確かめてから生命創造の実験を開始したのである。この時の事が旧約聖書「創世記」には「神は光を見て、良しとされた。」と表わされている。

彼らが地球にやって来た当時、地球は水と濃密な霧にすっぽりと包まれていたという。25000年前の事である。

 

天地創造

エロヒムは、海の上をすっぽりと包んでいた濃密な霧を科学的に除去して、大空と海とに分ける。旧約聖書「創世記」に描かれている「神は言われた。 『水の中に大空あれ。水と水を分けよ。』 神は大空を造り、大空の下と大空の上に水を分けさせられた。そのようになった。神は大空を天と呼ばれた。」という部分の事である。

つまりは霧を科学的に除去することによって海と雲とに分け、地球から大空が見えるようにした、ということ過ぎないいうことだ。 こうして海から分けられた大空が、天と呼ばれるようになった。

また、旧約聖書「創世記」の記し方からはエロヒムが太陽や月や星などの天体を創ったような印象を受けてしまうが、これも実際には、濃密な霧を除去して太陽や月や星などの天体を地表から見えるようにした。ということである。

旧約聖書「創世記」は、次のような言葉で始まる。「初めに、神は天地を創造された。地は混沌であって、闇が深淵の面(おもて)にあり、神の霊が水の面(おもて)を動いていた。」

そこに書かれている天地創造とは、あくまでも、私たち人間にとっての天地創造であり、地球目線から見た天地開闢なのである。「無から有」を生み出すような無限の大宇宙そのものの創造について語っているものではないのだ。

 そして、「神の霊」とは、エロヒムの宇宙船のことであり、それが海上を動いている場面から「天地創造」はスタートしているのである。エロヒムの宇宙船=UFOは、聖書の中では「神の霊」、「雲」、「光る雲」、「主の栄光」、「ヤーウェの栄光」など様々に表現されている。

また天地創造は7日間で行われたと書いているが、そこで書かれている1日は約2000年に当たる。太陽が春分の日黄道12宮のあるひとつの宮から昇りつづけている期間に対応しているので、地球上でのほぼ2000年間にあたるというのだ。

また彼らは爆発技術を使って海底を盛り上げ、一つの巨大な大地を創った。大陸がもともと一つであったことは今日の地球の科学者たちにも知られている。

 

・月の配置

 月が今の形に配置されているのもエロヒムの手による。太陽と月という、大きさも地球からの距離も全く異なる二つの天体が、地球から見るとほぼ同じ大きさに見えるのは、エロヒムがそのように配置したためだ。月が持つ働きも、地球の生命にとって必要なものとなっている。女性の生理を始め生物のバイオリズムに月が大きな影響を与えていることは人類にもよく知られている。

太陽と地球との距離は、月と地球との距離の395倍で、太陽の直径は、ちょうど月の直径の395倍となっている。これを単なる偶然ではなくエロヒムによって計算された意図的なものよるものだからだ。

 

 ・生物の誕生

エロヒムは、高度な遺伝子工学により、全くの化学物質だけから植物の細胞を創造することに成功した。ここからあらゆる植物が得られた。科学者たちは地球の大陸のあちこちに散らばって行き、様々な植物を創造した。植物を創造した後に、原始的な水棲生物を創造した。 プランクトンから小さな小魚へ、そして、さらに大きな魚を創っていった。海の魚の次に創造したのが、空を飛ぶ鳥。次に動物を創造した。

大地は植物が繁茂していたので、植物を餌とする草食動物というものが創造され、その次に草食動物の数のバランスをとる為に草食動物を食べる肉食動物が創造された。

エロヒムの科学者と芸術家が協力して、様々な動物や植物を、芸術性をも加えながら創造していった。生命創造の実験にはエロヒムの惑星の超一流の芸術家たちも実験に参加するようになっていき、様々な美しく香り高い花々や植物、様々な美しい動物、様々な面白い性質の動物などを、洗練を加えながら産み出していった。最も美しい動物、あるいは、最も興味深い動物を創造した科学者チームを決める為のコンクールなども行われた。

 

・人類の誕生

そして遂に、エロヒムの科学者チームで最も有能な人々は、彼らと同じ知的生命体、即ち人間を創造しようとし始める。科学者たちの生命創造実験に対する知的探究心はとうとうここまできたのだある。

 旧約聖書「創世記」に「神は御自分にかたどって人を創造された」と書かれている通り、異星人エロヒムに似せて人間は創造された。 「神は言われた。 『我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。』 神は御自分にかたどって人を創造された。 神にかたどって創造された。 男と女に創造された。」(「創世記」第1章)

 人類最初の人間であるアダムとイブは、エロヒムの高度な遺伝子工学によって、実験室の中で人工的に創造された「試験管ベビー」だった。人間は先に創られていた猿を改良して、エロヒムに似せるために彼らの遺伝子(DNA)を組み込んだ。遺伝子組み換え技術による創造は成功したものである。進化論は誤りなのである。

 

・進化論

地球上の全生命は、何千万年も何億年もの長い時間をかけて徐々に進化してきたようなものでは全くない。全生命はあくまでも、エロヒムの科学者たちが、実験室の中で科学的に創造したものであり進化論は誤りである。しかし、エロヒムの科学者たちも、最初は単純な生命から創造し、彼らの生命創造技術が進歩するにつれて、徐々により複雑な生命を創造していった。単純な生命からより複雑な生命が誕生するようになっていったという点では、進化論に通じるところもある。

つまり実際のところ進化論が唱える「生物の進化」とは、「エロヒムによる生命創造技術が進歩した」という事にほかならない。ネアンデルタール人などの、いわゆる先史時代の化石というのは、人間が完成するまでの試作品である。

 

 ・楽園

いまのイスラエルの地にいま科学者チームは非常に優れており、その地の動物は美しく、植物はかぐわしく、その地の人間が最も知性が高かった。この地が楽園と呼ばれる地である。科学者たちは人間(アダムとイブ)に周りの生き物などについてよく教えた。しかし科学は決して教えなかった。人間の持つ力が自分たちを凌がないように配慮したのだ。しかしあるチームは人間に「科学を学べば有能になれる」ということを教える。人間(アダムとイブ)は自分たちが実験動物のように知識を制限されていることを知ってしまう。このチームは有罪となり地球追放処分となり、地球で暮らすことになった。

 

ラエリアン・ムーブメント

モータースポーツジャーナリストである、クロード・ボリロン・ラエルの著書はまだまだ続きます。もちろんエロヒムから直接ラエルが聞いた話として、地球に残った科学者チームと人類についての話が続くのです。リアルな話です。そしてこの説は「旧約聖書に書かれていることが真実である」という事がよく示されています。

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そしてラエルは多くの人の支持を集め、ラエリアン・ムーブメントという新興宗教を創始します。人類の起源と未来に関する重要なメッセージを受け取り、そのメッセージを地球人類に普及する事を目的としてこの団体を創立したのです。モーセブッダ、イエスマホメットなどの預言者エロヒムメッセンジャーであり、ラエルは最後の預言者弥勒菩薩であるとされています。

地球人は科学的に創造された / 日本語 / ダウンロード - ラエリアンムーブメント公式ホームページ

ラウルの説については上記リンクより閲読可能ですので興味のあるかたはどうぞ。

またこの説は、エロヒムの1人「アマミキヨ」が最初に降り立ったのは日本の 沖縄であり、現在も海底神殿などの遺跡が残されていると主張しています。日本史ファンにはおなじみかと思いますが、沖縄の久高島には琉球の神アマミキヨが島々を創造するために降りて来られた神々の島と言う伝説があり、島の女性、巫女により祭祀が行われていました。なかなか興味をそそれる話が出てきますね。

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 つづく

 

 

地球人は実験室で創られた―異星人エロヒムの大啓示 (トクマブックス)

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大宇宙意識(無限)と異星人エロヒム

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